治療には日本式とアメリカ式が存在し、当医院ではアメリカ式を採用しています。一回の治療で8,000万から1億近い幹細胞が入りますので、治療も一回で完了します。
日本式に比べて10倍近い細胞が「新鮮な状態」で取り込まれますので、ダメージを受けた細胞の再生を即す効果が高いと思われます。
患畜には採血と幹細胞の点滴で完了しますから身体に負担が少ないのもメリットです。
当医院では多数の臨床例から高い確率で回復効果をあげています。
左: 治療前
右: 治療一回、3ヶ月後の状態
元気で鼻も綺麗になっています。
猫4歳4ヶ月、雑種、雌。
治療開始から35日。BUNは138から70に。
Creは7.7から4.9と改善し食欲も安定しています。
14歳。いびきをかくようになり、顎の痙攣、斜視の症状で来院時は全身麻痺で重症でした。
一回の治療で1ヶ月後には、ほぼ正常な状態にまで回復。水頭症の治療効果がすぐに現れました。それまでは胃腸障害で食が細く、ヘルニアもあり歩くのも大変な状態でしたが、食欲旺盛、ヘルニアも回復し、走り回るようになりました。
犬11歳。起き上がれない状態で来院。
治療後15日後は痛みもなく、すくっと立ち上がっており治療効果が認められました。
20歳、雄。治療後は点滴も投薬もなし。
食欲旺盛で風邪などの症状もなく、BUN、Creの数値は劇的に改善し、Creは正常値と言ってよいほどです。
下図に経過をグラフで記録しています。
治療当初はBUNが上昇していますが、これは食事を取れるようになったからと思われます。
その後、数値が下がり安定しています。
Creは順調に下がり続け、標準値に入っています。
この間、皮下点滴なども行わず、投薬もしていません。
血液中のリンパ球を分離し、体外にて培養することでリンパ球の数を増やし、活性化させます。そのリンパ球を体内に戻すことで腫瘍細胞の移転・抑制、再発予防をめざし、元気・食欲といった生活の質(QOL)の維持・向上を期待する新しい治療法です。
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